
株式会社MPは、東京都内を中心に住宅や建物の建築に欠かせない地盤調査を手がけている企業です。調査から解析、保証にいたるまでを一貫して提供しており、高い技術力と透明性のあるサービス体制が強みとなっています。地盤調査業界における偽造問題にも積極的に取り組み、安心と信頼を重視したサービスを展開してきました。今回はそんな株式会社MPの特徴と魅力をわかりやすくご紹介します。
CONTENTS
先進技術を駆使した高精度地盤調査システム
株式会社MPは、住宅地盤に最適なスクリューウエイト貫入試験(SWS試験)を標準採用し、地盤の状態を正確に把握しています。地耐力を評価するためのデータ収集だけでなく、周辺状況や地形・地質、立地条件の確認も徹底的に行うことで、計画敷地の地盤条件を総合的に分析しているのです。
建築物に合わせた最適な調査方法の選択
SWS試験は比較的簡便な作業でありながら、データが連続的に測定できるため精度の高い結果が得られます。さらに蓄積されたデータからエリア傾向を把握できるという利点もあるため、戸建住宅など小規模建築物の支持力特性を把握するのに適した方法といえるでしょう。
建築計画や敷地条件によっては、より詳細な調査が必要な場合もあります。株式会社MPでは、ボーリング調査(標準貫入試験)や表面波探査など、状況に応じた最適な調査方法を提案するフレキシブルな対応も行っているのが特徴です。とくに表面波探査については、ビイックが開発した装置を使用しているため、高い精度を実現しています。
複数の調査手法による総合的な地盤評価
ボーリング調査は、地盤内に孔を掘って深度1mごとに63.5kgのハンマーを75cmの高さから自由落下させ、30cm貫入する打撃回数をN値として測定する方法です。サンプラーにより土の試料を採取できるため、地層の確認や土質区分が可能となり、地盤の強度特性を詳細に把握できます。
表面波探査は物理探査の一種で、振動の伝わり方から地盤構造を測定する方法です。狭小な場所や車両の進入が難しい場所にも適用でき、硬い層の下部状況も把握できる点が大きな利点となっています。株式会社MPはこれらの方法を状況に応じて適切に使い分けているのです。
目で見て確認できる土質調査で精度向上
一般的なSWS試験では土質を判断することが難しいという課題に対応するため、株式会社MPでは表層部から最大2mまで連続して土質を採取できるミニボーリングも提供しています。土質を目で見て確認できることで精度の高い解析が可能となり、採取した土は報告書で写真確認が可能です。これにより軟弱地盤でも適切な対策が講じられ、場合によっては地盤改良工事の施工コスト削減にもつながるでしょう。
徹底した解析で無駄のない最適な地盤対策を実現
住宅の安全性を左右する地盤の状態を正確に把握することは、安心できる住まいづくりの第一歩です。株式会社MPでは、確かな調査データをもとに、地形図や立地条件、計画建物のバランスなど多角的な視点から高精度な地盤解析を実施しています。国土交通省告示に準拠した厳格な解析フローと、過去の膨大な地盤調査から得た専門的知見を融合させることで、最適な基礎仕様の提案を可能にしているのです。
第三者の視点による公正な地盤診断
地盤業界では、地盤改良工事による収益を優先した過剰な工事判定が問題となっています。多くの場合、地盤改良工事は1社の判定結果のみに基づいて行われており、解析者の経験・スキル不足による誤った判定や過剰な工事提案が少なくありません。
株式会社MPでは公正な第三者の立場から地盤調査データを高度解析し、真に必要な場合のみ地盤改良工事を提案しています。この姿勢によりお客様の不要なコストを削減することが可能となりました。全国判定実績によれば、地盤補強工事が不要と判断されたケースは実に73%(2021年12月31日時点)に達しており、過剰工事の見直しによる大きなコスト削減の可能性を示しています。
無料診断サービスで過剰工事を回避
株式会社MPが提供する地盤無料診断サービスは、他社で行われた地盤調査の結果を再評価するものです。実際の解析事例では、他社で地盤改良が必要と判断されたケースでも、より精密な解析により不要と判断された例が多数あります。地盤改良工事が不要と判断されれば、その費用を住設や外構工事のグレードアップに回せるほか、工期短縮も可能です。
一方、地盤改良が必要な場合でも、他社の設計内容や見積金額の適正診断を行い、安心・安全かつ低価格な工事を紹介しています。このように株式会社MPは、公正な立場からの高精度な解析で地盤の安全性を確保しながらコスト削減を実現し、顧客の信頼を獲得しているのです。
業界最高水準の地盤保証で安心の住まいづくり
株式会社MPでは「エムピー20」という長期地盤保証サービスを提供しています。このサービスでは、建物の引渡し日から20年間という長期にわたり、万一の不同沈下事故に対して最大5,000万円までの保証を実現するものです。大手損害保険会社との一括型保険契約により、住宅オーナーに安心を届けています。
他社にはない強固なリスクマネジメント体制
エムピー20の大きな特徴は、一般社団法人不動産検査保証機構が大手損害保険会社との保険契約を行うという独自の仕組みにあります。このシステムにより、他社にはない強固なリスクマネジメント体制を構築しているのです。「信用」と「信頼」を大切にする株式会社MPだからこそ実現できた安心のサービスといえるでしょう。
充実した保証内容で安全な住まいを守る
保証内容も充実しており、不同沈下事故が発生した場合、対象建物の修復費用や対象地盤の修復費用はもちろん、仮住まい費用、事故現場保存費用および事故原因究明費用、訴訟対応費用まで、合計で最大5,000万円まで保証されます。免責金額や免責期間もないため、万が一の事態にも迅速に対応可能です。国内大手損害保険会社が引受先となっているため、安全性と信頼性を兼ね備えた地盤保証となっています。
また、地盤解析の結果、軟弱地盤と判定された場合でも、その土地条件に最適な基礎仕様を提案してくれるでしょう。エリア特性を熟知した施工業者と連携し、設計代行も行っています。住宅会社が指定する施工業者でも、保証適用基準を満たしているかを事前に確認することで保証対応が可能となるため、安心して施工を任せられる環境が整っているのです。
徹底した偽造防止対策で業界最高水準の信頼性を実現
2021年8月、地盤調査データの偽造事件が大きく報道され、住宅業界全体に衝撃が走りました。このような事態を受け、株式会社MPでは業界に先駆けて、偽造撲滅と信頼性向上のための先進的な取り組みを実施しています。
JIS規格に完全準拠した高品質な地盤調査
株式会社MPでは、2020年10月26日に公示された最新の「JIS A 1221 スクリューウエイト貫入試験方法」に完全に準拠した地盤調査を実施しています。
業界内では「JIS規格準拠」とうたいながらも実際には新基準に対応できていないケースが多い中、株式会社MPでは厳格に新基準を遵守することで、より安全で信頼性の高い地盤調査を提供しているのです。
最新技術による偽造防止システムの導入
人為的ミスや意図的な改ざんを防止するため、株式会社MPでは全自動地盤調査機を採用しています。従来の半自動地盤調査機では発生していた転記ミスを、デジタル管理システムにより解消しました。
さらに時間軸と作業軸によるダブル管理という独自の検証システムを導入しています。調査データや現地写真のExif情報を編集せずに保存することで「その場所に確実にいた」証拠を残し、改ざん・偽造が物理的に不可能なシステムを構築しました。こうした多層的な対策が、業界最高水準の信頼性を実現しているのです。
まずは問い合わせしてみよう!
株式会社MPは東京を中心に高精度な地盤調査と信頼性の高い解析サービスを提供しています。SWS試験を基本としながらも、ビイック社開発の装置を用いた表面波探査など、現場に最適な方法を提案する柔軟性が特徴です。公正な第三者の立場からの解析により、過剰な地盤改良工事を防ぎ、コスト削減に貢献しています。また、20年・最大5,000万円の地盤保証や、JIS規格対応・全自動調査機導入などの信頼性確保の取り組みも行っている点が魅力です。地盤に関する不安や疑問がある方は、まずは株式会社MPに問い合わせてみましょう。
株式会社MPの基本情報
会社名 | 株式会社MP |
住所 | 東京都中央区日本橋小伝馬町18-1 ハニー小伝馬町ビル6F |
電話番号 | 03-3660-6066 |